潜在意識は自分の顕在意識以外の全てだという話があったと思います。
自分の頭で自覚している顕在意識である
「あれは猫だな」
「私は猫が好きだな」
「私は怒りっぽいな」
という認識、言葉にできるものが顕在意識です。
これ以外の自分が密かに思っていたり、思っているのに無自覚なこと
「実は仲良くしているあの人といると疲れている」
「自分は元気でいたつもりだったのに急に病気が発覚した」
「実はあの人にめちゃくちゃ怒っていた」
「実は私はこんなことしたいと思っていた」
という自分で実は感じていたり、思っていたんだけど、
自分の顕在意識が自分の気持ちだと思って自覚できていなかった部分が
潜在意識の中にはいるということです。
この潜在意識の中を知るには、現実を見るといいですよという話なんです。
現実は潜在意識の反映
まだぼんやりとしかわからない人もいるかもしれませんが、
潜在意識と現実はイコールの関係で、
常に潜在意識の中の物事が現実になっていると考えることができます。
どうしてそう考えることができるかというのは今回スルーしますが、
潜在意識の中で大きいものほど近くにその出来事が現れ、小さいものほど遠いところに現れます。
近いもので言えば、親、パートナー、子供、ペットなど
中距離になると、職場の人間関係、上司、部下など
遠いところだと、親戚、知り合い、通りすがりの人、社会のニュースなど
が該当します。
とはいえ、その日たまたま何かの活動で一緒のグループになった人や、
同じ場所に居合わせた人、
たまたま話をした人なども自分の最近の潜在意識の状態をよく表しています。
例えば、同じようなことで悩んでいたり、
同じような出来事があったり、
同じくらい我慢を抱えていたりして、何かしら共通の精神状態や課題を持っていたりします。
なので、街に出かけてたまたま殴り合いの喧嘩を見たなら、
自分に少し攻撃的な気持ちがあると考えられますし、
対応してくれた店員さんの感じがすごくいい場合は、
自分の状態がいい感じになっていることになります。
周りの人たちからどうやって自分の潜在意識を知る?
単純に言うと、もし親やパートナー、子供がイライラしているなら、
自分が実はイライラを溜めていると考えます。
周りの人たちは自分の鏡でもあるので、身近な人たちの状態は自分の状態の反映だったりします。
心理的にもイライラしている人と話すと、
別に自分がイライラされていて怒られているわけでもないのにイライラしてきますよね?
身近な人に怒っている状態というのは、怒っている自分に怒っているようなもので、
怒りが返ってくることを繰り返す負のループになっているのです。
それはさておき、
まずは、周りの人たちの自分に対しての対応や発言、自分が何をされていると感じるのかを知ることです。
「大切にされていない」
「馬鹿にされている」
「見下されている」
「怒られている」
「疑われている」
「後回しにされている」
「攻撃されている」
「責められている」
「加害者扱いされている」
などのいろんなことが出てきます。
これらが出てくるということは、これらの反対のことを自分の潜在意識が溜めていることになります。
大切にしていない
馬鹿にしている
見下している
怒っている
疑っている
後回しにしている
攻撃している
責めている
被害者のつもりでいる
自分が普段の生活の中で、他人にしていることが自分に返ってきているのです。
このようにして、自分の潜在意識の中を他人から知ることができます。
これらのことに気づいたら、自分で誰かにこんなことをしていないか点検してやめてみてください。
また、自分が自分に対してやっていることもあります。
自分→他人
自分→自分
この自分から他人、自分から自分への扱い方が嫌なものになっていると、
周りからの扱いが嫌なものになってしまうのです。
潜在意識から良いことも教えてもらえる
自分が何となく「これ好き」と思っていたら、
周りの人たちから「あの〇〇って知ってる?」と話をされたことってないですか?
私は「これ良いかも」と思った紅茶やお茶について話題を振られることが何回もありました。(なんでお茶ばっかり)
自分が「あ、気になる」「これ良い」「これ好き」と思っていたことが、
他の人たちから「これ良いよね」「これ知ってる?」と話題に上がってきたり、
なぜか外で看板や車や何らかの形でよく見かけるようになったりするのです。
外で見かけるのは、脳のRASという働きで、自分の顕在意識で気になっているものが目につきやすくなると言われていますが、潜在意識も勝手にRASを使ったり、外から話題としてやってきたりするんです。
RASは自分で見つけるものだから自分が意識していることとして説明がつくけれど、
話題だとしたら、潜在意識を信じるしかありませんよね。
他にも気になっていた情報や知りたかったこと、繋がりたかった人などを知人から教えてもらったり、紹介されたり、近くの人が噂話をしていたということまで起こります。
人によってはシンクロが起こっていると言ったりもします。
そんなこんなで、良いことも悪いことも周りの人たちが見せてくれているんですね。
出かけた時、職場や家族の中で、意識してみると新しい発見があるかもしれません。
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