引き寄せの法則と言われている所謂「類友の法則」についての話です。
「引き寄せの法則ってなんだろう?」と昔は真剣にいろんな本を読みながら頭を悩ませましたが、分かってしまうと「あー、そんなのよく分かってるやん」「普通のことやん」とすら思ってしまいました。
でも、自分の何が反応して周りに何かを引き寄せたり、似たような人を呼んでくるのかさっぱりわかりませんでした。
確かに、全然似ていない人とは興味関心を持つものも違うし、話しても「違う世界の人だ」とすら思うレベルで違和感があります。
タイトルにある『引き剥がしの法則』というのは、チャネリングで有名なバシャールの言葉なので、もし興味のある人はバシャールを検索してみてください。
人生には大きな段階がある
私たちの人生には大まかなバイオリズムがあります。それが下の図です。
赤ちゃんとして生まれた時には、何もわからず、何も知らず、まっさらな状態で生まれてきています。
過去世とか体内記憶を持っていることもあるかもしれませんが、基本的には無垢な状態です。
その後、物心がつくぐらいの頃までの間に様々な雑念や思い込みが入ってきます。
これが所謂『カルマ』というものです。
親が持っている苦しみ、悲しみ、思い込みを子供の間に吸収し、自分の人生でそのカルマの克服を目指します。
幼い頃からプロスポーツ選手などになる人の場合、大抵はその親がその子自身にサポートを与えられる何かを持っています。
親自身もそのスポーツをやっていた、なんらかのスポーツを嗜んでいた、練習にサポートできる体勢があったということがなければ、なかなかプロまで進めません。
親の持っていたカルマの延長上に子供として更なる上を目指したり、親と同じようになんらかのスポーツをやるカルマを背負うように生まれるわけです。
そして、なんらかの挫折経験があったり、そのカルマに対峙しながら葛藤して、
人生を掛けてカルマを解消していく方向へ進みます。
そのカルマがどんな内容かは、
どんな親の元に生まれ、自分が何に対する苦しみを抱えているかということに関わってきます。
親がいなかったとしても、その幼少期の環境から、何を苦しんできたのかということを克服していくのが人生の流れです。
天命・使命・宿命など、その人の人生のテーマを表す命という字が付いた言葉がいくつかあります。
命という字は『人』+『一(いち)』+『叩く(たたく)』と書きます。
その環境下に生まれて「人(私)が一番叩かれたこと」があなたのテーマになっているのです。
天命や使命そのものがあなたの仕事と直結しているわけではなかったとしても、あなたが過去に感じた苦しみ、悲しみ、プレッシャーや周りからの期待などが無かったら、おそらく今のその職業にもついていないはずです。
もし、それが「ただお金が欲しい」という思いで就いた仕事でも、その仕事に行き当たらないのです。
容姿にコンプレックスがあれば、それを元に美容を研究していたり、整形したり、ファッションを磨いたりして仕事をしている方も目立ちます。
自分のコンプレックスだったという苦しみを克服し、ポジティブに捉えられる方向に進んでいると言えるわかりやすい例だと思います。
幸せな家庭が欲しかったという感情かもしれませんし、健康に不安な幼少期から医者になる人もいます。
少なからず、自分の幼少期に引き継いだカルマが原点になって、自分の今の選択が作られているとも言えるわけですね。
運命を変えていくために、思い込みを引き剥がす
私たちは誰一人、自分の思い、意見を丸ごと誰かにシェアしたことはありません。
普段いくら同級生や職場の人、家族やパートナーの愚痴を言っていたとしても、
自分がどんな思いを抱えて生きてきたとか、こんな思い込みがある、こんなトラウマがあるとは話したことがないはずです。
そういうことを共有してもらいつつ、『認知の歪み』を訂正していくのがカウンセラーの仕事ではあるのですが、一般的にはなかなか自分自身の思っていることに向き合う時間は少ないように思います。
例えば、「〇〇されたのは嫌われている証拠だ」と思い込んでいたことを「実は愛情や思いやりでやってくれてたんだ」と訂正するのです。
私たちの中にある「これが当然だ」というネガティブを作り出していた思いが薄れ、「これって当然じゃないんだ」という新しい思いに変わることができれば、だんだんと自分が怒らなくなったり、受け止め方が変わり、現実も変わるという流れになっていくのです。
思い込みというのは、本当に些細なことから始まります。
「ありがとう」という言葉に対する思い込み
親や兄弟、友達に対する思い込み
お金や仕事に対する思い込みなど、自分の偏見の寄せ集めが思い込みです。
これを自由自在に変えていくことができると、よりラクに、スムーズにカルマの苦しみから自由になるのです。
カルマが剥がれていくほど、思いがスルッと現実化する
この人生最初の段階で植え付けられた(知らず知らず身につけた)カルマというものが、どんどん人生が進み、自分が成長していくことで剥がれ落ち、なくなっていきます。
そうすると、そのカルマが苦しみの種だったわけですから、それが消えていくことで自然に体も心も軽くなり、願い事も自然に叶っていき、嬉しいことがどんどん起こるようになるのです。
余計な恐れ、不安、苦しみ、悲しみ、コンプレックス、嫉妬、憎しみ諸々の感情がおもりのようにあなたにぶら下がっていたのが、おもりを外すことによって自然と空中に風船のように飛んでいくイメージです。
現実で苦しんでいたことや、あなたの願いを叶える枷(かせ)になっていたものはなくなり、願いをどんどん叶えていく段階に入ります。
まだ苦しみの中にいて、生きづらいと思っていた人でも、これから必ず変えることができますよ。
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