引き寄せの法則の基本中の基本である、願いを叶える方法についての話です。
引き寄せの法則と言えば、もういろんな本があり、十分認知されていると思いますが
思考は現実化する
という、ナポレオン・ヒルのようなビジネス寄りの自己啓発本のようなものもあり、スピリチュアルのエイブラハムとの対話や、バシャールなどチャネリングなどを通して知った宇宙の法則のような側面もあり、ザ・シークレットのように近現代の偉人や現在のコーチングなど様々な分野で活動している人たちからの話を総まとめしたようなものもあります。
それでもイマイチよくわからないことがたくさんあって、私もザ・シークレットを知ったのは中学か高校生の時で、「こんなことができるなら、本当に魔法使いになれる」とすら思いましたが、全然よくわからなかったんです。
思考は現実化するというのも、成人してから読みましたが、理解できる部分と全くよくわからない部分がありました。
現実化するのは潜在意識そのもの
思考は顕在意識でしているものだと私は考えていますが、そういう意味で言うと、思考は現実化しません。
でも、思考で考えていることも現実化する場合もあります。
また、信じていることは、顕在意識で信じていることと潜在意識で信じているものが違う時は、現実に起こりません。
現実で潜在意識を知ることができるのは、潜在意識が現実化しているからです。
潜在意識の中身が知りたかったら現実を見るのが一番ラクなのです。
なぜかと言うと、潜在意識で感じたり考えていることは、顕在意識で自覚しにくいからです。
キネシオロジーやダウジングなど、人間の無意識(潜在意識)を使って自分の思いや考えに気づく方法も勿論あるのですが、一般的にそういうことをしている人は多くありません。
実は自分の体や脳は自分に必要なものや、自分の無意識を知っているのでキネシオロジーやダウジングが有効に働くわけです。
その無意識にあるものを現実が遅かれ早かれ見せてくれるのであれば、現実から自分の潜在意識の中にあるものを見ていくことで、自分の無意識下にある『思い』に気づくことができます。
本来であれば、自分の無意識も顕在意識で気づけるはずなのですが、いろんなことを普段から考えたり、我慢したり、気持ちを抑え込んでいると、自分が本当は何を感じて何を思っているのかが本当にわからなくなってしまうんですね。
なので、徐々に自分の本音の部分に気付くことができれば、
無意識にしかわからなかったものも、段々と自覚できるようになっていきます。
無自覚の本音に耳を傾ける
どうしても日頃は、
常識
マナー
損得勘定
他人の目
他人からの評価
今までのパターン
親が言っていた言葉
過去の結果による諦め
怒られたことによる恐怖
ショックな出来事での教訓
によって押さえつけられたり、間違った認識や、本当はもう信じたくない解釈を持っていて、
自分の本音の気持ちや感覚、欲求、思いに気づけないままになってしまうのです。
赤ちゃんの頃や小さい頃は、そういった抑圧するような概念がわからないので、自分の本音に正直にやっていたはずです。
ただ、家族の中や社会でやっていくために、怒られたり、常識やこうあるべきというものを教え込まれて、自分の本音の部分に意識を向けることを疎かにしてきてしまったわけです。
確かに社会の中で、全く常識破りのことをして良いわけではないですし、自分の本音のまま何でもやって良いわけではありません。
でも、自分自身が自分の本音を自覚できなくなってしまったことで、自分の気持ちもわからず、願望や未来のイメージも湧かない大人になってしまったことは悲しい現実ですね。
周りの人たちへの怒りは、自分の本音と顕在意識が考えていることが食い違っていることから起こっているとも言えるのです。
自分の本音の部分を知ることができれば、顕在意識も潜在意識も同じことを考えているという状態になり、
思考が現実化する、信じていることが叶うという世界線になるのです。
潜在意識から要らない思いを味方につける
「どうせ不幸になる」
「どうせ叶わない」
「どうせ大切にしてくれない」
「どうせ報われない」というような諦めの思いや、
「男性とはこういうものだ」という偏見、
「こうなりたい」と思った時に出てくる「やっぱ無理だ」という本音など、
何度も繰り返し考えて蓄積されて、潜在意識に溜まっています。
これが苦手、あれは無理、あれは怖い、あれは苦しいという心の声が溜まっているまま放置されているのです。
これらをお掃除する方法は、
自分で自覚した本音を掬い取って「わかったよ、ありがとう」と受け入れてあげることです。
過去に何度も失恋の経験があると、
無意識に「恋愛すると振られるんじゃないかと怖い」と思い込んでいたりします。
それをそのまま放置していて自覚しないままにしていると「怖い」と無意識的に恋愛から逃げてしまうわけです。
本当は相手と仲良くなれそうになっても、連絡をしばらく放置してしまったり、ちょっとよそよそしくしてしまったりを無意識でやってしまうのです。
「振られるんじゃないかと怖い」と思っていたことを「そうだったんだ〜」と改めて自覚して、納得してあげると、
「振られるんじゃないかと怖い」という気持ちは自分の敵ではなく、味方になってくれるんです。
それまでは「怖いからやめておこうよ〜」と足を引っ張っていたわけですが、
「怖いっていう気持ちはあるけど、君なら乗り越えられる!」と言っているかのように、自分を強くしてくれるんですね。
自分の潜在意識の中にあるすべての気持ちは、自覚できれば自覚できるほど、
全部の思いが抵抗なく自分の味方になって、自分の願いを叶える後押しをしてくれるようになるのです。
自覚した思いは何でも味方になって、願いを叶えてくれる
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