肌の悩みと心の関係ー乾燥・ニキビ・湿疹・アトピー・かゆみ

陽菜子です。

肌の病気って地味に悩んでいる方が多いと思います。

アトピーやニキビに悩んでいる方も多いと思いますし、
「私は肌にちっとも悩んでいません」と言える人の方が少ないのかなとすら感じます。

肌が綺麗なだけで美人に見えると言われる通り、肌は人に見える部位だからこそ、特に悩んでいるかも知れません。

今回は肌の悩みと心の関係について見ていきます。

目次

肌が表すのは人格・性格・人当たり

昔、「肌が綺麗な人は人付き合いが良好」などと聞いたことがありましたが、少なからず肌が綺麗な人は自分に自信があって、生き生きされている方が多い印象だと思います。

人の目を見て話せる方も多いし、社交的と言えるかも知れません。

肌が表すのは、人格・性格・人当たり・自分への自信・自己受容感の問題が現れる場所です。
『他人とのつながり』に関わる箇所なので、言葉通り、「他人が触れられない」状態にすることによって、周りの人たちを遠ざけたり、自分自身の心が他人に触れられると危ういという傷を抱えている状況といえます。

その人が自分自身に対して、恥じる・自己嫌悪している・責めている・押し殺していること、
周りの人たちに対して感じている感情・思い込み、
周りの人たちに対してどう接しているか
ということが関わっているようです。

肌は慢性的な疾患であることが多いので、その感情や思い込みのパターンを変えることは容易ではないかも知れません。

実際に私は長らくニキビに悩んでいますし、次第にマシになったとはいえ、人に対する恐れや不安というのは根深いのだろうと思います。

私がニキビに悩み出したきっかけは、一番仲良くしていた友達に「長く一緒にいたけど、あなたはキツいし、私はずっと傷ついてきた」と他の同級生の前で言われたことでした。
彼女は明るく見た目も可愛くて人気だったので、私がすごく悪者扱いされているんだと感じてしまったのです。
また、自分が自分の気持ちに素直に過ごしていたことで、周りの人を傷つけてきたのだなと思うと、傷つけるかも知れないという不安で人付き合いを恐れているところがあります。

ニキビは、周りの人たちを遠ざけたいという気持ちの現れと周りへの怒りなので、私が周りの人たちをまた傷つけてしまうのではないかという恐れと自分を出せない我慢の怒りが、ニキビとして人を遠ざけていることになります。

本当は、先に自分を責めたり、自己嫌悪があったからこそ、他人からの攻撃を受ける出来事が起きたとも考えられますし、自分が自分を受け入れるようにとニキビとしてお知らせしてくれているともいえます。

そして、他人が自分をどう思うかは自分にはコントロールできません。時には意図せず相手を傷つけてしまうことがあります。そんな時でも、あなた自身の言葉に元気づけられる人も、助けられる人もいます。
「頑張れ」というポジティブな言葉も受け取り方次第で、プレッシャーや不信感に変わることを考えると、自分自身が自分の味方でい続けることが一番大事ですね。

肌の疾患と心について

個人的なニキビの話から始めたので、ニキビのことから、乾燥肌・魚鱗癬、かゆみ・アトピー性皮膚炎、湿疹など一部の症状について書いておきます。

基本的に、肌が乾燥するか、何か異常が現れるか、かゆみ(痛み)が出る、腫れるのが主な症状で、
いずれかの症状に当てはまると思います。

それらが全身に出ているのか、体の特定の部位に出ているのかで、意味が出てくるものもあります。

ニキビ

思春期になるとニキビができやすくなるのは、思春期に他人の目を意識し始め、自分の見た目や自分の立場、他人との比較が始まるために、自分を恥じたり、自分に「〇〇でなければ」というプレッシャーを掛けたりして、他人に対する警戒心や恐れが出てくるからだと考えられています。

ニキビができ始めたせいで、人目につくのが嫌になったり、顔を向けるのが恥ずかしくなったり、遠慮したくなるのではなく、人との距離を置きたいという気持ちがニキビとして顔に現れ、結果さらに人と関わらずに距離を置くことを選んでいると考えます。

病気の症状が先にあったのではなく、気持ちが先にあったから、病気が発生したのです。

主なニキビの原因は、
自己愛の低さ、自分自身の抑圧、他人との比較、他人と関わることへの恐れ、自分が受け入れてもらえていないという恐れの感情が出てきているようです。

偽りのない自分を受け入れ愛せないことが、他人から受け入れてもらえていないという不安に繋がり、周りの人たちに対する微妙な遠慮や我慢が怒りにつながっています。

また、顔は人目につく場所なので、対人関係を表します。

背中などの他人からあまり見えない部分のニキビは、人には見せられない不安と怒りがあるということになります。
人に頼れないと感じていたり、あるいは他人に頼りたいのに頼れないという怒りかもしれません。

乾燥肌・魚鱗癬

乾燥肌が非常にキツくなると魚鱗癬と呼ばれる、肌が乾燥して鱗のようにボロボロと白くめくれる症状が出ます。

先に乾燥肌の心の状態から言うと、
自分の傷つきやすさ、優しい気持ちを人から隠すために、無愛想に振る舞っていたり、知的さを出しながら情を見せないようなところがあることを表しています。

元々、心が繊細で人に共感したり、相手のことを思いやることができる優しい気持ちの持ち主なのに、なんらかの影響で自分の優しさを人に素直に表現できずにいます。
なので、乾燥肌の方と付き合っていると、根本的には優しい人なのに、言葉通りドライな付き合い方をする人が多いです。

一種の心のクセとも言えるかも知れません。

魚鱗癬の場合も、生まれた頃からという場合も、後天的に症状が出る場合も、
本人や周りの人たち(家族)が、自分自身や周りの人たちに対して優しくせず、そっけない態度をとっていることを繰り返していることを表しています。

生まれた時からの場合は、その両親が強く、その心のクセを持っている可能性があります。

自分の優しさを人に晒すこと、自分のデリケートで傷つきやすい気持ちを人に見せることは、弱みを見せることではなく、他人と深くつながれる要素です。
パートナーシップから始めてもいいし、通りすがりの人に自分の優しさをそのまま出してもいいので、
自分が傷つけられるという不安を手放していくといいと思います。

かゆみ・アトピー性皮膚炎

かゆみは、肌が小さく痛みを感じている状態です。
蚊に噛まれてかゆみを感じるのは、痛みほどの強さではないけれども、微細な痛みをたくさん感じているということになります。

アトピー性皮膚炎の原因は、いまだに謎が多く、海水に浸かると痒みがなくなるという話があったり、オーガニックの食品を食べていると症状が治るということだったり、いろんな説がありますが、逆に治ると言われていることを試すことで悪化したケースも聞くほど、人によって違いが多くて謎だらけです。
最近はお高いようですが、症状が抑えられる数年がかりの治療法も出てきているようです。

かゆみが人格を表す皮膚にできるという観点でみると、
他人に触れられたくない、
周りが自分を攻撃している、
周りが自分を傷つける、
自分が傷つきやすい、
自分の存在に罪悪感を感じている、
何か欲しいものへの欲求を隠していると考えられます。

また、愛が足りないと感じていたり、自己愛そのものが慢性的に低下しているとも言えます。
本当は皮膚を引っ掻くのではなく、自分を撫でてあげるような優しさが必要です。

幼い頃から症状がある場合は、きっかけは両親自身のどちらかや両方が愛情不足を感じていた可能性があります。

人に遠慮気味だったり、自分の存在価値に対して不安を感じていたり、両親はちゃんといるのに愛情不足を感じたり、大事にされていないという不満を抱えている人が多い印象です。

まずは自分自身を大切にするように心がけ、過去の両親との関係を見直すことが近道だと思います。
本当はちゃんと愛されていたはずなにに、親からの言葉で傷ついたり、愛されてないと感じてしまったことがそのまま尾を引いていることもあります。

一時的な痒みがなんらかの形で起こる場合は、一時的にその痒みの部位に関わる自信の低下や欲求の抑圧が起こっていると考えられます。

湿疹

湿疹はぶつぶつができたり、腫れがあったり、痛みを伴うこともあります。

湿疹は抱えきれない心配や不安を持っていて、なんらかの物事に絶望感を感じていると言われています。

腫れは炎症なので、怒りがあること。
ぶつぶつとデキモノができるのは、不満を溜めていることを表します。

また、衣服のスレ、化粧品の合う合わないなどの影響でできた湿疹の場合は、
周りに起こる物事に非常に影響されやすい心を持っていることを表します。

一時的に気持ちが弱っているせいで、周りに影響されやすい場合もありますが、人としての性質として影響されやすい方もいるので、自分が周りに影響されやすいことに気づいたら、自分の身を置く環境には十分配慮すると良いです。

皮膚のトラブルへの主な対応

肌の悩みが起こる理由は、自己受容の度合いに関わっていると言えそうです。

外部はあくまで、自分の潜在意識の反映なので、自分が他人を攻撃すれば攻撃され返されるし、自分自身が自分を攻撃していれば他人から攻撃を受けることにつながります。

肌を痛めやすい人は、優しく繊細な心を持っているとも言えるので、自分自身の心の傷を癒やし、自分自身にも周りの人にも優しさを発揮して生きるのが大切なのかも知れません。

症状が起こり始めた頃にきっかけになる出来事があった場合は、その出来事が本当は錯覚だったということに気づけると良いですね。

また、自分の家族やパートナーに皮膚の症状が出ている場合は、その人に「自分を大切にしなさい」と伝えると逆に傷ついてしまったり、自分を責めることにつながってしまいます。
周りの人たちに症状のある人がいるなら、周りの人たちも自分の一部なので、自分が自己愛を高めたり、人の目を気にしているところや、自分の持っている性質をそのまま発揮していないのではないかと振り返ってみてください。

自分が変わることによって、周りの人たちの病気も治ってくるので、考えを押し付けずに自分を見直してみましょう。

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